何の為に 人生の座標軸

 普段感じたことを雑記にしたり、読んだ本のレビューをしようと思います。関心のある分野はコンピュータから宗教まで! 山口県山口市在住(出身:同県下関市)  1969年生まれ  IT部署に勤める会社員  子育て真っ最中!猫2匹同居

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 今日は、午前10時30分から12時まで、山口セミナーパークで防長倶楽部理事、「おいでませ山口」観光サポーターの松永勝人さんの講演を聴きにいきました(案内文)。

 松永さんは山口市鋳銭司で生まれ、その後山口県から離れて暮らされているので、県外からの視点と、そして別に郷土愛のある方だと感じました。だからこそ、時に厳しいことを言われていたように感じました。

 私のメモとレジメから。

・山口県は産業の生産拠点になる可能性が高い。横浜から千葉に移動するのに4時間。同じ4時間で山口に移動できる。山口は災害の可能性も少ない。

・山口県は過去の業績は素晴らしいものがある(維新、総理)。しかし、産業が栄えても、人口が比例して増えてなく、これからも雇用が増えない。日本では人口が毎年0.5%づつ減少していくが山口県は1%減少しており、25年後には人口の2割が減る。

・高速道路網の充実が、広島、北九州、福岡の100万人都市に吸引されている。

・「力の強い種ではなく、変化に対応した種が生き残るのだ(ダーウィン)」という警告を山口県は肝に銘じなければならない(過去の栄誉ではなく、今の変化に対応する)

・25年後、山口の人口は21%減、特に年少者の人口は40.7%減少する。長崎、秋田につぐワースト3である(これらはわかっている現実)。

・山口県は地方都市が分散しており、都市の集中による恩恵が少ない(学校の運営なども市が単位で、バラバラだから集中できない。集中できないから突出できない。個人も地域もつながって、競争力を高めなければならない)

・山口は災害も少なく、自然も多く・・・。しかし、明治維新や歴代総理大臣の数もあるが、何事もお役所任せ、地元政治任せという「あなた任せ」に感じられ、厳しいグローバル競争についていけない。

・山口県というブランド力が弱く、首都圏の若者は「山口県?何があったっけ?」という感じである。

・山口市195千人、下関市277、宇部市172、周南市148、岩国市141・・・。相互連携がなく、唯我独尊。地域を点を線に繋ぐ、線を面にする努力がみられない。

・地元民が地元を愛している順位で、山口県は全国41位である。ブランド力は34位である(別の調査データーではブランド力は2011年で39位になっています)。

・山口県は近年でもユニクロの柳井社長や聖路加病院の日野原先生など話題の人がある。総理大臣は歴代9人。在任期間のトップ3も山口県にゆかりのある人である。桂太郎(2,886日)、佐藤栄作(2,798)、伊藤博文(2,720)。ベスト5は岸信介(1,241)、山県有朋(1,210)。山口県出身の総理大臣在任期間の計は12,833日で東京都出身の3,001日の4.3倍。

・これらは大内文化(1325-1551)からの影響や、近年では明治維新を影で支えた長州藩(藩主 毛利敬親)の影響がある。

・なんでこのような人材を生み出されたか。人材活用と大衆の家庭教育が熱心であったことがある。吉田松陰などは、ピーター・ドラッカーが経営の勉強をしようと志すもとになったっ人物である。明治維新など短期間でやったことは、「世界の奇跡的革命」と言われており、「賢い農民」といわれるような、寺子屋などの大衆の家庭教育がある。

・「郷土を愛せない者は、日本を愛せない、世界も愛せない!人は、誰でも郷土を想い、誇りとして、そこに軸足をおいて、国を思い、世界を思う・・・」が松永先生の持論ということ。

・世界のグローバル化により、情報や利害の共有化の時代に入った。「社会と個人の相互依存の良い関係」というのが「幸福度」になる。「幸福度」などが集約されて、地域や国の「ブランド力」となる。「ブランド力」とは「ソーシャルキャピタル(社会関係知的資本)」であり、「コミュニティー(共同体=社会=地域、市町村、県、国)」の評価となる。2極化される社会の中で、ブランド力は重要である(勝ち組、負け組)。

・NASDAK(Natajima Aiohutajima Suzenji Daindou)など、地域は連携しないといけない。今は、交流がない。

・日本が世界に誇れるもの「四季」、「女性」、「料理・食材」である。

・山口県 長州平成維新の提案。おししい食材の重点育成、ブランド力。

・ユニクロと協力した「田園ファッションショー」。学校の先生がおしゃれをする。「先生が変われば、子どもも変わる」

 箇条書きですが、先生がいわれた言葉のメモで印象に残ることで終わろうと思います。

 一流を狙わないと、落ちてゆくよ

平成24年6月10日(日)13時30分から15時、山口県セミナーパーク公益財団法人 山口県ひとづくり財団主催の毎日新聞社論説委員の与良正男(よら・まさお)さんの講演会がありました。演題は「政治のゆくえ この国のゆくえ」です。

 与良さんといえば、みのもんたの朝ズバッ!の解説者で有名ですが、冒頭に朝ズバッ!の話がありました。目が合った私に「朝ズバッ!は何時にスタジオ入りすると思いますか?」と質問されました。
 5時半からの番組なので2時間前の3時半くらいかなとお答えすると、5時前にスタジオ入りされるとのことで、ほとんどぶっつけ本番とのことでした。
 何の質問があるかわからないぶっつけ本番というのは、コメンテーターとしては、怖いとのことでした。

 また、みのさんの奥さんのことも触れられていました。みのさんんの奥さんは素晴らしい人で、病気のことも、みの夫婦で隠し続けられたらしいです。なんでも、毎朝6時に奥さんがスタジオに電話をしてくるらしいのですが、入院されても気を使わせたらいけないということで、病院から連絡をされていたとのことです。みのさんもカメラが回っているときは、プロ意識ではしゃいでいるらしいですが、CMとかになると、やはり落ち込まれるようです。当たり前ですね。

 福島のことについても触れられました。与良さんは罪滅ぼしに話すみたいなことを言われていました。罪滅ぼしとは語られなかったけれど、ジャーナリストとして二大政党制を煽り、結果として民主党政権になり、日本が迷走していることを指していたのではないかと思います。

 福島のことにもどりますが、今年、小学校の運動会の放送の裏話。玉入れをするときは、児童がマスクをしていたとのことです。運動会をするにあたっては、学校と親の対立があり、親は親同士で対立があり、運動会をやめろとか、やろうとか。妥協の産物がマスクをしての玉入れ競技だったとのことです。また、父親と母親の間でも対立があるとのことです。父親は「いいだろう」みたいな感じですが、母親は保守的に考えるので、この差が別居にいたるなどのことになっているそうです。

 ふくしまキッズというボランティア活動があり、せめて夏休みの間の少しの期間でも子供たちを福島から離れさせて、遊ばせてあげようという運動があるようなのですが、福島県知事などはあまりいい顔をしないそうです。それは、その活動が盛り上がれば、盛り上がるほど、福島=危険となり、風評被害につながるからです。

 また、ガレキ処理も複雑とのことです。(たしか、石巻といわれていた気がするのですが)360度ビルの4階に匹敵するガレキが残っており、ガレキの広域処理を求めているのですが・・・。ガレキは雇用につながり、なくならないほうがよいと思っている人もいるそうです。被災地の人が言われるには、支援慣れしてきたと感じる人が、市民の半分はいるとか・・・。義援金でパチンコに行ったり・・・。誰を責めることもできませんが、福島を中心とする被災地の状況は複雑です。

 吉良さんの最近のスタンスは「増税もやむをえない」ということらしいです。「増税をするまえに、やることがあるだろう」と言えば、コメンテーターとしては安全圏らしいのですが、こう言うようにしているようです。これ以上、先の世代(子供)に先送りできない問題で、子供に「将来、安心してもいいよ」と言えないといっていました。
 増税のことも今に始まったことではなく、小泉総理大臣の時代からあった話だそうです。増税の前にではなく、増税と同時にやることがある。そんなことを言われていました。

 今の政治の中心ですが、大阪維新の会を取り巻く思惑がおおいようです。2大政党をあわせても3割しかない支持率で、大阪維新の会の存在はすごいらしいです。自民党の谷垣総裁が解散を口に出さなくなったのも、今、選挙をすれば、大阪維新の会の負けてしまうというという思いがあるのでは、というニュアンスのことを言われていました。

 橋本徹市長は「政治の仕組み」を変えるという問題意識があり、二院制の問題や首相公選制の話をされます。吉良さんは一院制には賛成ですが、首相公選制にはあまり乗り気ではないようです。二院制のねじれ国会は解消しないといけないと。GHQはそもそも貴族院を廃止して一院制を提示したのですが、日本は一院制では社会主義になると二院制にしたとの話です。国会が焼けなかったので、二院制という話もありました。

 急に坂本竜馬が出てくるわけでもないし、政治家・人を育てていかないといけないと。女川で塾をしているNPO法人をやっている若者の話をしていました。若者も捨てたものではないと。おそらく被災地の放課後学校 コラボ・スクールのことだと思います。

 政治の仕組みのことは、盛んに言われていましたが、憲法の改正には両議院の3分の2以上の発議が必要という高いハードルがあります。この3分の2条項だけ先行で改正できれば、全文・9条の問題もできるのですが・・・。国会にこんな勢力ができるのかというのが私の疑問です。

 原子力発電について思うことを書きたいと思います。

 まず、根本的な問題として、原子力発電は国策であり、電力会社など一民間企業に責任を負わせる問題ではないということです。Co2の削減、エネルギーのベストミックスなど、国が責任をもって、国が主体でやって欲しいです。あるは原子力発電所の立地・建設は国が行って、運転は電力会社に委託するという方式でもよいと思います。

 また、原子力発電所立地に対する交付金というのもよく考えて欲しいです。アメとムチといいますが、アメの部分が麻薬のようになる話も聞いています。このアメで地域振興の推進派と反対派の構図ができている気がします。

 また、原子力発電のロードマップを国に示してもらいたいと思います。Co2の問題、エネルギーセキュリティやベストミックスの問題で、原子力発電が日本にはどうしても必要であること。たとえば、これをマニフェストに入れたりして、国民的議論にして欲しいです。自然エネルギーといっても、不安定な風力や太陽光では電力がまかなえないことは、わかっていることです。

 原子力発電所反対派の方へ。アレルギー的な部分はやはりあると思います。日本から原子力発電所をなくせばよいのか、世界から原子力発電所をなくせばよいのか。あるいは単に地元の海に原子力発電所をなくせばよいのか。そのあたりを説明して欲しいです。

 電力の消費量は鈍化しています。Co2が地球温暖化の原因かといえば、そうともいえないという学者もいます。自然エネルギーは原子力の代替になるほどの出力はありません。原子力は正しく制御すれば、安定したベースの電源になります。原子力発電所の燃料は再利用することができますが、まだ不明な部分があります。(プルサーマル)石油は40年といわれますが、20年前から40年といわれていますし、埋蔵量は不明です。

 そんな状況であるから、一民間企業が推進派と反対派にはさまれる構図は面白くありませんし、政治主導で、政治決断で原子力をすすめて欲しいと思います。また、一民間企業での原子力発電所の運転が信頼できないのであれば、「日本原子力発電機構」とか作ってもいいので、原子力発電所で作った電気を電力会社に売る仕組みを作って欲しいです。

 テレビのニュースで推進派と反対派、電力会社の姿を見るたびに、あるべきところに落ち着けばいいなあと思います。

 正解は「原子力発電の推進」でもありませんし、「原子力発電の反対」でもありません。国民の意思や同意と、日本国の覚悟です。

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