何の為に 人生の座標軸

 普段感じたことを雑記にしたり、読んだ本のレビューをしようと思います。関心のある分野はコンピュータから宗教まで! 山口県山口市在住(出身:同県下関市)  1969年生まれ  IT部署に勤める会社員  子育て真っ最中!猫2匹同居

タグ: 中国

 山口市民文化大学講座で、櫻井よしこさんの講演があったので受講をしてきました。演題は「日本の進路と誇りある国づくり」です。

 メモから簡単に話の流れをおこしてみます。

・「経済」というのは単にお金の話ではなく、「価値観」の反映である。
・これからの日本は、人口の減少、少子高齢化により、今後50年で8,000万人まで人口が減少する。
・かつて日本は生活保護を受けるのは恥じであるという価値観があったが、今ではもらえるものは、もらっておけという考えになっている。
・しかし、国内の問題は、日本人には知恵があるから、自分で解決できると信じており、そう心配していない。

・憲法の前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあるが、日本を取り巻く諸外国は「平和を愛する諸国民」で「公正と信義」を期待してよいのだろうか?
・世界ウイグル会議があり、議長のラビア・カーディルさんと話す機会があった。
・ウイグル族の宗教はイスラム教であるが、中国共産党によりモスクに行くことも、ウイグル語を話すこともできない。5年間で25万人が殺害され、すでに120万人が虐殺されているのではないか。また、ウイグルの娘は、沿岸部の工場や歓楽街に強制的に連れて行かれ、安い賃金で労働をさせられ、漢民族と結婚させられる。残ったウイグル族の男性は結婚相手がいない状態であるが、中国共産党はウイグルが消えてしまってもいいと思っている。
・1945年以降、武力で領土を拡大している国は中国だけである。
・尖閣諸島は海洋資源だけでなく、台湾のためにも重要である。東シナ海を中国の支配下におくと、有事の際にアメリカの空母が展開できない。深度3,000m~5,000mの海の底に原子力潜水艦を配置し、核攻撃の第2波をできるよにしたいと思っている。(中国は核ミサイルを持っているが、報復の核で地上の基地がやられるが、アメリカは原子力潜水艦で2波目の攻撃ができる。中国の近海に深度の深い海がない)

・全国の大学に孔子学院があるが一番学ばないといけないのは、中国である。
・日本を守ることから、アジアを守る。
・普通の国、普通の立派な国になる。
・歴史を学び、志をしっかり持つ。日本は2600年の歴史を持つ国である。
・GHQは25人で6日間で現憲法を作った。憲法を改正しなければならない。憲法改正の発議には各議員の2/3の賛成が必要であるが、まず、この規定の96条の改正のため、「96条改正議連」で活動し、1/2にしたい。
・東京都が尖閣諸島を取得する募金をしている。一人500円でいいので、都の口座に寄付して欲しい。
東京都尖閣諸島寄附金について(743,173,309 円 平成24年5月17日入金確認分まで)
(私もオンラインバンキングで振込みをしました)

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国売りたもうことなかれ 論戦2005国売りたもうことなかれ 論戦2005
著者:櫻井 よしこ
ダイヤモンド社(2005-07-28)
販売元:Amazon.co.jp
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 保守系の論客、櫻井よしこさんの本です。2005年の時点から中国の脅威を説かれており、尖閣諸島の話や日中中間線の油田の話が出てきます。時は自民党 小泉政権の話です。

 中国に関する内容が半分を占めるのではないでしょうか?台湾独立の話も出てきます。

 今、中国は世界第2位のGDP大国になりました。軍事力もあります。人口も多いです。

 世界は米中関係のパワーバランスで決まるかもしれません。日本は「民主主義」を共通の価値観とする同盟諸国と連携し、また、自分の国は自分で守るという普通の国にならねばなりません。

 日本がアメリカの一つの州に、あるいは中国の一つの省にならないように、日本人自身が自国の歴史と文化に誇りを持ち、愛国心を学ばなければなりません。

 愛国心の前には、家族という単位を大事にすること。目上の人を敬うこと。お年寄りを大切にすること。そんなことが出来る世の中にならないといけません。

 ベルリンの壁が崩壊したのが、1989年11月9日です。社会主義という実験の失敗、東西冷戦の崩壊を象徴する出来事でした。

 リビア(正式には大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国というらしい)は、カダフィー大佐が1969年9月1日のより、実質の国家元首として40年間国家を統治している。いま、無差別空爆を反政府デモ隊にむけて行ったことが社会的問題になっている。

 エジプトもまた民衆による抗議活動が行われている。こちらは共和制であるので、リビアと同じ事情ではないかも知れない。

 しかし、共通して語られるのは、インターネットを中心とした通信手段の発達である。1989年のベルリンの壁崩壊の時にはそんなものはなかった。特に今、facebookの実名主義と、twitterのリアル性が注目されている。

 中国辺りはインターネットの検閲をしたり、通信の遮断をしているが、facebookには中国人らしき名前の登録も多くみる。また、インターネットをオープンにしなければ、その国の発展も制限される。いずれ中国の人が民主主義と出会う。

 GDP2位となった中国。経済は資本主義で、政治は社会主義。貧富の差の拡大。中国の人たちがインターネットを通じ、自由に発言できるという世界に出会ったら、どう思うだろうか?また、中国などは多民族国家であること、「中国3000年の歴史」というが、連続した民族の歴史ではないこと(王が変わっている)。中華人民共和国は1949年成立であるから、60年の歴史しかない。

 中国の民族分断(民族独立)、エジプト、リビアと同じように民衆が立ち上がることも十分ありえる。インターネットが強い武器になるだろう。

 米ソの時代が終わり、米中の時代である。「民主主義」の価値観を共有する国々は、インターネットで自由に発言することで、民主主義の素晴らしさを世界に向けて、共有しよう。

 経済と政治は別であるが、「民主主義」、「自由主義」の価値観と「人権の尊重」を出来ない国とは、組むべきではない。

 リビアで革命が起きており、カダフィ大佐の政権も末期らしい。なんでも、カダフィ大佐は40年もリビアの実質的な厳守だったらしい。今回は暴動を抑えるために、民間人に銃を向けたとか、戦闘機がその命令を拒んで他の国にいったとか、そんなニュースが入っている。(ムアンマル・アル=カッザーフィー - Wikipedia

 Wikipediaによると大佐と呼ぶことについては、諸説あるらしく、私が思っている「大佐」ではないようだ。シャー少佐とは違うという。

 今回の革命でもネットの力が働いたようである。ネットで他の国の状態がわかると、自分の国の位置がわかる。また、自国内での情報交換もできるようになる。専制君主とか独裁者や独裁党にとっては都合の悪い話である。中国でも暴動が起きているらしいが、ネットの規制を強化したらしい。海外サイトの情報をコピーした自国のサイトの情報も統制を開始したらしい。

 「由(よ)らしむべし知らしむべからず」という言葉がある。為政者は知らさない方が政治がしやすいのである。今回のようなテロをテロ3.0という人もいる。ネットワークを介して広まっていくのを新しいテロと規定したのだろうか?

 しかし、テロも勝利すれば、レジスタンスである。

 我々は「民主主義」という価値観を共有し、いかなる圧政や人権弾圧にも屈せず、そのような国を利害の関係なく支援する。といいたいのですが、国と国の関係は、そんな「正義」だけではなく、「利得」であることを知っている。

 中国がいかに人権弾圧をしようとも、領土の欲望をもとうとも、表舞台ではそんな中国を非難し、しかし、同時に裏舞台では巨大なマーケットを戦略する。

 世界の中心がアメリカから中国に変わるかもしれない。インドかもしれないが・・・。

 日本の立ち位置をよく考えないといけないと思う。

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