何の為に 人生の座標軸

 普段感じたことを雑記にしたり、読んだ本のレビューをしようと思います。関心のある分野はコンピュータから宗教まで! 山口県山口市在住(出身:同県下関市)  1969年生まれ  IT部署に勤める会社員  子育て真っ最中!猫2匹同居

タグ: インターネット

 Twitterなどのインターネットメディアで、今回の大震災・原子力災害に関連し、多くの情報が流れている。

 その中には根拠が明らかではないデマに近い情報や反政策的なプロパガンダも含まれている。もちろん、市民にとって有益な情報が多いのではあるが・・・。

 デマの怖いところで風評被害がある。今回のように農産物や畜産物の出荷制限が出ている場合、これを拡大的に解釈するデマは、地域の産業に大きな被害をあたえる。また、今日は海洋への汚染がデーターで明らかになった日である。漁業への風評被害も心配である。太平洋はつながっているのだから・・・。

 一方で政府の「直ちに健康に影響を及ぼす値ではない」というコメントも100%信じてよいか不安である。今朝の地方紙の朝刊の記事で、政府が「直ちに健康に影響を及ぼす値ではない」というコメントを出すのは常套句らしい。食品による内部被爆の問題は、長期の問題であるので、「直ちに」でくくるのは、どうだろうか。セシウムなどは半減期が30年とのことである。

 プロパガンダとしては、原子力に反対の立場をとる人の活動が活発化していることである。反対の立場の人は、「今」というタイミングが大事なのかも知れない。しかし、今は福島の原子力発電所の災害が落ち着くのを待つときだと思う。いずれにしろ、日本という国が原子力発電をどうしていくのかというのは、今回の災害を契機に議論が進んでいくところだろう。原子力を選ばないことにより失うものもある。そんなメリット、デメリット、リスクを一つ一つ検証し、日本という国の選択として、原子力はどうあるべきかを考え直していくべきだろう。

 もう1点、情報公開についてである。今回の原子力災害に関して、国は必要な機関に情報を公開しているのだろうかということだ。在日米軍辺りは、協力しているのに日本が情報を提供しないということで、独自の収集を始めたりしている。SPEED(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)というものがあるが、これによる放射能の拡散予測などのデーターが公開されていないことと、公開されない理由が伝わっていないことにも不満がある。
 情報公開については、等しく平等にとは思わない。すべて情報公開するというのは、逆に無用の混乱を引き起こすかも知れない。しかし、必要なところには情報公開をすべきであろう。また、情報公開できない理由があれば、その意味を説明すべきであろう。特にSPEEDなど、そのために作ったものであれば・・・。

 もう1点注文をつけるのであれば、情報公開のタイミングだろう。今回は情報公開や報道が遅れていると感じる。外部の専門家もいるのだから、早いタイミングで情報提供をして欲しい。また、意図的に情報公開のタイミングを遅らせているであれば、その責任をとって欲しい。

 今回、官房長官会見、保安院会見、東京電力会見などがユーストリームやニコニコ動画で編集なしの生放送でストリーミングされた。また、それに対応して、Twitterなどのリアルタイムメディアが連動した。ジャーナリズムの新しい時代を感じるとともに、ある意味怖いものを感じた。ニコニコ動画のコメントなどは匿名性が高いようで、見るに堪えないコメントが多かった。ユーストリームはTwitterのアカウントを使う人が多いようで、それほど荒れなかった。
 このあたりは、つるし上げのようにならないようにする仕組みが必要だと思った。何事もメリットがあり、デメリットがある。

SPEEDについて
http://www.atom-fukushima.or.jp/qa/qa-174/anther.shtml

 大学入試で試験中にヤフーの知恵袋に投稿をした人がいるというニュースが2、3日前から流れている。7時のNHKニュースでは携帯電話の持ち主が特定していたと報道されていた。

 普通にインターネットにアクセスする場合はグローバルIPアドレスというのが割り当てられる。インターネットが匿名性があるとはいえ、世界に一つのIPアドレスから展開をしていけば、特定をされる可能性が高い。

 自宅からのアクセスであれば、IPアドレスからプロバイダを確認し、その時間に割り当てたIPアドレスのユーザを確認すれば特定できる。プロキシを使っても、プロキシのアクセスを確認すれば確認できるだろう。
 インターネットカフェでも身分を偽って入店しなければ足がつくし、監視カメラもあるだろう。

 携帯電話の場合は、固有の番号があるので、さらに特定が簡単だろう。

 今、思うのに特定が難しいと思うのは、公衆無線LANとかで広く開放されているアクセスポイントは、使用者を特定するのが難しいのではないかということ。

 インターネットは「匿名」というイメージがありますが、IPアドレスをおっていけば、誰が投稿したかという情報はわかってしまうということ。

 そんな知識を学生が持っていたならば、不用意な投稿はしなかったのかもしれません(いや、こんな大事件になるとは想像もしていなかったでしょうね)

 ネットを使った個人の情報発信を考えると、個人的には下のような流れになります。

  1. パソコン通信のフォーラム(アマチュア無線のパケット通信も含みます。個人的に)
  2. インターネット ホームページ(世間より少し遅れましたが、常時接続のスタート時代に作りました)
  3. インターネット 掲示板(2chもありますが、多くのレンタル掲示板がありました。)
  4. ブログ(ホームページよりも手軽に開設できる点がよかったです。私は自分のホームページのコンテンツのひとつとして利用していました。
  5. mixi(ブログをやめて、mixi内の活動に一本化しました)
  6. twitter(最近はじめました)
  7. facebook(最近はじめました)
  8. ブログ(新しいブログで再開しました)

 時系列に近いのですが、平行で利用したサービスもあります。mixiは囲い込みが上手だった点と、mixiの日記とブログのコメントの相性がうまくなかったので、mixi日記一本の期間が5年くらいありました。

 twitterはフォローするという一方的な関係とつぶやき、facebookはシェアする仕組みがよく出来ています。また、いろんなSNSがAPIというのでしょうか、仕組みを公開するので、相互に影響します。このブログも投稿と同時にtwitterに投稿され、facebookは巡回で更新されます。

 mixiは閉ざされた空間で身内で楽しむということにしているので、基本的にはtwitter、facebook、ブログの更新の循環の中には入れていません。いずれは、つないで見るかも知れません。

 そこにSNSではないのですが、パーソナルクラウド(EVERNOTE)あたりがこれから連携してくるのではないかと思っています。

 パソコン通信、インターネット、SNSにしても結局は「人のつながり」ですね。昔、NECがC&Cと言っていました。コンピュータ&コミュニケーションです。いろんな形があるのですが、人は人を求め合うのですね。

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ウェブ人間退化論―「社会のIT化」は「サル化」への道!?ウェブ人間退化論―「社会のIT化」は「サル化」への道!?
著者:正高 信男
PHP研究所(2008-05-27)
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 表題からみて、インターネット化などの進展により、人間は幸せになるのかというような内容を期待していたのですが、反して内容のほとんどは、IT以外のことでした。

 著者は比較行動学の専門ということで、人間の生理に関する話が多いように感じました。

 ITの進歩は人類の進化ではないということが言いたかったのでしょうか?確かに人類の歴史にとって、IT化なんというものは、ほんの一瞬の出来事にほかなりません。

 しかし、IT化が人間の進化といわなくても、”変化”にはなっていると感じます。今、文字という文明が人類が始まっていらいの大変化をとげていると思います。紙の発見で、文字を後世に残すことができるようになりました。印刷機の発明で大量に書物を作ることができるようになりました。インターネットの出現で、誰でも文字(あるいは映像)を発信できるようになりました。

 ポジティブな面では、このように文字(情報)の発信が大衆化された。あるいは、メールなどにより文章の形態が変化したということがいえると思います。

 ネガティブな面では、意味のない情報がたくさんで回ったり、情報の生産と消費が瞬時に行われ、過去の情報は価値がなくなってしまうということも確かになります。

 著者は便利になることが人類の進化ではないというニュアンスのことを書いています。同感でもあり、一面では違うと。

 紙、印刷機、インターネットと情報の発信の仕方が変わりました。また、インターネットと一言でいっても、ホームページ(HTML)からブログ、SNS、Twitterなど種類も用途も異なります。特にインターネットは短い期間で淘汰されるものも多いでしょう。しかし、何かライフスタイルに変化を与えるものであると思います。

 ITが人を幸せにしているかは別問題ですが、ITを抜きにして生きていくことが出来ない現実があり、いかにITをツールとして使いこなすかが、「効率よく」「楽しく」生きる方法と密接に関係していると思います。

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