何の為に 人生の座標軸

 普段感じたことを雑記にしたり、読んだ本のレビューをしようと思います。関心のある分野はコンピュータから宗教まで! 山口県山口市在住(出身:同県下関市)  1969年生まれ  IT部署に勤める会社員  子育て真っ最中!猫2匹同居

カテゴリ : 時事


 今日は山口県知事選挙の投票日でした。私は期日前投票を済ましていたので、本日は映画のハシゴをしてきました。

 まず、10:30 山口県教育会館で西京シネクラブの「アメージング・グレース」という映画を観ました。イギリスの映画のようで、時代は1800年頃。奴隷貿易で儲けていた自分の国に対し、平等という立場から奴隷制度に反対する青年の話。奴隷貿易禁止の話が順調に進んでいったときに、フランス革命がおき、一旦、旧体制に戻る。失意のため、青年は心身を病んでしまう。しかし、愛に恵まれ、国の情勢が安定した時代に奴隷貿易禁止の法案を通す。

 「志を高く持って、正しい道を進めば、必ず前方は拓けてくる」。そんな話でした。奴隷というのが、自国の利益に大きな影響を及ぼし、奴隷が当たり前と思っている時代に、同じ人間なんだという視点、自国が不利益になっても、残酷な仕打ちを続けたくないという主人公の想いには、心を打たれるものがありました。

 13:30からは山口芸術文化センターで「明かりを灯す人」という映画を見ました。明かりを灯す人というのは、電気工事の人で、流れから考えるに、村にはたった一人の電気工事士です。ストリーリーの最初の部分では、電気の払えない人の家の電気の配線を変更し、メーターを回さないようにしたり・・・。電気代はすごく高く、彼の夢は谷に大きな風車をつけて、村の電気をまかなうと・・・。
 そんな村の国が、革命で政権が変わり、他の国から人が入ってきて、土地を買い占めたりしようとする。電気屋さんはそんな話の中に流れて行き、最後は・・・。

 「明かりを灯す人」は芸術的な作品だったので、ストーリー的には難しいですが、古い文化に新しいもの(悪いもの)が入ってきた時の反抗というか、交じることを拒否する強さを感じました。受け入れるだけではダメで、自分の国・国柄・価値観・共同体は守っていかないといけないと思いました。

 最後に山口県知事選挙について。山本繁太郎さん(63)が当選確実と報道されたようです。今回の選挙は、原子力発電の選択選挙になる要素がありましたが、凍結・反対・あたりまえなど、選択肢にはなりにくかったです。また、選挙期間中に岩国にオスプレイの搬入があるなど・・・。岩国基地問題も話をややっこしくさせました。保守の地盤の強い山口県らしく自民党・公明党の推薦する候補の当確となったわけです。

 今回の選挙は、確かに原子力に賛成か反対かという色付けをするのであれば、明確な反対は飯田さん、三輪さん。山本さんは凍結、高邑さんは争点にせず。山本さんも凍結といったものの、告示のときだけ。岩国基地強化の問題は、高邑さん以外は受け入れずという姿勢でした。しかし、基地問題は途中でオスプレイが搬入されたので、これはよくわからなかった。

 山本さんを選択したというのは、二井知事後継指名や行政経験から言えば妥当な選択といえるのではないでしょうか。原子力をシングルイシューとした人は飯田さんに投票をしたであろうし、三輪さんの立候補は唐突すぎたし、高邑さんの立候補は民主党衆議院議員を辞職して立候補という意気込みと38歳の若さは評価できるが・・・。民主党は離党した高邑さんを支援できず、山本さんも衆議院議員で民主党の対立候補だった経緯で支持できず、連合も自主投票と・・・。

 注目べきは飯田さんの得票率です。いろいろな問題があるので、原子力の是非を問うことはできませんが、県民の心は少し見えてくるはずです。現に原子力発電所がある都道府県の首長選挙となれば、山口県以上にエネルギー問題が注目されると思います。「私は再稼動には絶対同意しません」という候補が出てきて、シングルイシューの選挙となれば、山口県どころの騒ぎではないと思うからです。都道府県知事の被選挙権に居住地の制限はありません。飯田さんは山口県出身ということで、ゆかりがありましたが、坂本龍一さんが立候補しようと思えばできたし、芸能人でもできるのです。●●県のためという良識と、国民投票ができない状態での意思表示の場としての都道府県知事選挙は、今まで以上の混戦になるのではないでしょうか。

 日本のため、山口県のためと思い、私も投票行動をしました。


 TBSのニュースサイト魚拓)に野田総理が民主党の代議士会で「心から、心から、心から・・・」と消費税増税法案の採択をお願いしたそうである。

 菅直人も会見で3回繰り返したような・・・。「本当に見たくないのか、本当に見たくないのか、本当に見たくないのか」。


 大事なことは3回言いましたよ。ではないのだけれでも・・・。消費税増税法案は結果として通過すると思う。増税で名目成長率を条件にするだろう。デフレ下で増税をしても、増税以上に経済がダウンして、税収が減るというのが、大方の見方。しかし、将来的には10%は必要だろう。

 消費税10%の前に
・デフレを解消し、経済成長をさせる。
・税収という入り口の話でなく、社会保障という出口の話をする。
・(パフォーマンス的ではあるが、身を切る改革をする。
・言ったことをするのがマニフェスト、言わないことはしないのがマニフェストであるならば、道義的に国民との約束を反故にしているのだから、解散する。

 民主党の議員の造反で、明日の政局がどう動きか注目です。今夜のうちに、闇の中ですごい動きがあるのでしょうね。政治は一寸先は闇ですから・・・。


 昨日のよるニューメディアプラザ山口で松元ヒロ ソロライブ2012があったので行ってきました。会場は240人くらいの収容なのですが、ほぼ満席のようでした。

 主催者はNPO法人こどもステーション山口で、今回で13年連続で松本ヒロさんを呼ばれています。こどもステーション山口は普段は子供向けの劇場を企画されるのですが、中には収益事業のようなものがあり、松本ヒロさんは、こどもステーション山口の中では、ドル箱スターだそうです。

 面白かったネタを一つ。彼は鹿児島実業から、法政大学へ行かれました。鹿児島実業は保守的な学校で、法政大学は革新的な学校だったそうです。

 だから彼は、高校時代は右翼の勉強をし、大学時代は左翼であり・・・。右翼と左翼がそろって、本当の・・・。

 飛行少年 非行少年

 字で書いただけでは、面白くないのですが、いやー面白い。

 しかし、どちらかと言えば、左翼的、革新的なネタが多いので、保守系の人は、イデオロギーの枠をこえて、時代の不条理を笑える度量が必要です。また、笑うためには、多少の政治知識を持っていないと、笑うところがわからないかも知れません。

 小学生をお連れのお客さまもいらっしゃいましたが、高校生くらいより上の世代の方が内容的にはいいかなと思いました。

 厳しい現実をユーモアで包んで、人を笑わせながら、考えさせる。すばらしい才能だと思いました。


 朝日新聞デジタルの記事魚拓)より、原発の再稼動に反対し、4万人もの人が集まったらしい。今日はテレビを見ていないので、正確にはわからないが、twitterによれば、NHKの7時のニュースでも取り上げられなかったらしい。

 エネルギーの選択は、高度なことなので安易に結論は出せない。今は方向性を示すべきなのであろうが、方向性が決まっていない。しかし、今でも反対集会があり、1万人とか集まっているのに、メディアの取り扱いは低い。メディアに正義はないのかも知れない。

 原子力の決定的な問題は、核廃棄物である。しかも、再処理をすることで発生するハイレベル放射性物質の具体的な処分場所が決まっていない。また、再処理で作られるプルトニウムの処理ももんじゅがダメで、ウランと一緒にするプルサーマルをしても、使う量より発生する量が多かったり、そもそもウランの発電所も動かない。プルトニウムがたくさんあると、核保有国とみなされる。

 「ゴミの廃棄処分がきまっていない原子力」が最大の問題点である。地層処分で安全になるまで10万年かかる。今は、西暦2千年・・・。10万年って、将来の人類に誰が保障をするのだろう。

 今までは二酸化炭素を発電中に出さない原子力の優位や石油が中東に依存していることから、一回、日本に持ち込めば、発電して再処理して発電するという核燃料サイクルで、準国産電力として、エネルギーセキュリティー上、優位があるとされてきた。もちろん、発電単価も安いと。

 今は選択の時だろう。原子力ゼロか半分か今までどおりか、緩やかに廃止するか・・・。人々はプラスの情報もマイナスの情報も仕入れなければならない。感情だけが支配するのもだめ。

 今日、少し酔った頭で思ったのは、「原子力の再稼動に反対して、抗議の焼身自殺」とかがおきるのではないかということ。4万人というのは、尋常な数字ではない。SNSがツールとなって、動員できている面もあるかも知れないが、この数字の持つ意味は、すごい。テレビで放送しなくても、知る人は知る。

 政治が機能して、国民の声を聞いて、正しい方向に日本を進ませる。民意と政治はずれていくかもしれない。しかし、感情論でなく、ポピュリズムでなく、国民の方向をむいて、政治ができる人はいるのだろうか・・・。

 大政奉還し、王政復古させて・・・。変な方向にいきそうなので、この辺で。

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